オフィス・店舗で使われるABC工事区分とは、なに?
オフィスや店舗の入居、移転、レイアウト変更の場面では、「A工事・B工事・C工事」という工事区分が使われることが多くあります。しかし、その意味を正確に理解しないまま進めてしまうと、想定外の工事内容や費用負担につながることもあります。
本動画では、ABC工事区分の基本を整理したうえで、特に誤解されやすいB工事の位置づけについて解説します。
1. 「A工事・B工事・C工事」はどのように分けられている?
工事区分は、一般的にA工事・B工事・C工事と呼ばれることが多くありますが、これは法律で定義された用語ではありません。A工事は、ビルオーナーが建物を建設・取得した際の状態を前提とし、オーナー側が設計・施工・費用負担を行う工事を指します。一方、C工事は、テナントが自らの使用目的に応じて設計・施工し、費用を負担する工事です。
2. B工事は「建物の設備に手を加える工事」
B工事は、テナントの利用に伴って発生するものの、ビルオーナーの建物や設備に影響を与える工事を指す考え方です。例えば、間仕切りの設置に伴い、空調設備やスプリンクラー、非常放送設備などを移動・変更する場合がこれに該当します。
これらはオーナーの資産に関わるため、指定業者による施工とされることが多く、結果としてB工事は高額になりやすい傾向があります。
3. なぜB工事は高額になりやすいのか
B工事が高額になりやすい背景には、指定業者による施工が前提となり、相見積もりや価格競争が働きにくい点があります。
また、仮設費や人件費、経費などが過剰に積算されていても、内容を精査しなければ気づきにくいケースも少なくありません。こうした構造を理解せずに進めてしまうと、「B工事は高いもの」として受け止めてしまいがちです。
出発点はABC工事区分を正しく理解することから
ABC工事区分は、慣習的に使われている言葉ではありますが、その意味を整理して理解することが重要です。
特にB工事については、なぜ指定業者とされやすいのか、なぜ高額になりやすいのかという構造を把握することで、工事内容や費用を冷静に見直す視点を持つことができます。
B工事や原状回復の費用に、納得がいかないままサインをしないでください。私たちは、不透明な業界の慣習を正し、適正で公平な取引が当たり前になる社会を目指しています。一人で悩まず、まずはあなたの不安を私たちに聞かせてくれませんか?

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