原状回復見積6億円超から見直された、商業ビルの資産除去債務実例とは?
原状回復や資産除去債務の見積について、「数字の妥当性をどう判断すればよいのか分からない」という声を、店舗やオフィス、事務所を使用する企業から多くいただきます。
本動画では、RCAA協会が相談を受けた実際の事例をもとに、原状回復見積と資産除去債務の計上金額に差が生じた背景と、その整理の考え方について解説しています。
1. 原状回復見積約6億8,000万円と資産除去債務計上額の差
長期間使用された商業ビルでは、スケルトン戻しを前提とした原状回復見積と、テナント側で計上していた資産除去債務の金額に差が生じることがあります。本事例でも、指定業者から提示された見積は約6億8,000万円であった一方、資産除去債務として認識されていた金額との間に大きな開きがありました。
2. 大型サインやエスカレーターが与えた原状回復費用への影響
本件では、外壁や屋上に設置された大型サイン、1階から5階をつなぐエスカレーターの扱いが、原状回復範囲を検討するうえで重要なポイントとなりました。
これらの設備を撤去対象とするのか、次の利用に活かせるものとして扱えるのかによって、原状回復費用は大きく変わります。設備の位置づけと工事区分の考え方が、見積金額に直接影響した事例といえます。
3. 結果として見えてきた原状回復費用と資産除去債務の着地点
関係者間で契約内容や設備の扱いを確認していく中で、原状回復の対象範囲が明確になりました。その結果、当初約6億8,000万円とされていた原状回復見積は、約3億円程度の水準へと整理され、資産除去債務として計上すべき金額についても実態に即した考え方が可能となりました。
数値の差は大きなものでしたが、背景を一つずつ確認していくことで、現実的な判断につながった事例といえます。
実例から読み解く、原状回復と資産除去債務の考え方
原状回復見積と資産除去債務の金額に差が生じる背景には、契約内容や工事区分、設備の扱いなど、複数の要素が関係しています。こうした点は、個別の状況によって判断が分かれることも少なくありません。
自社だけで判断が難しい場合には、建物や契約の考え方に詳しい第三者の専門家に意見を求めることも、一つの有効な選択肢といえるでしょう。
B工事や原状回復の費用に、納得がいかないままサインをしないでください。私たちは、不透明な業界の慣習を正し、適正で公平な取引が当たり前になる社会を目指しています。一人で悩まず、まずはあなたの不安を私たちに聞かせてくれませんか?

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